病院指標

令和4年度 済生会三条 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 214 44 57 133 133 148 257 635 628 216
60歳以上の患者さまが70.4%と、全体の7割程度を占めています。
その約半数が、呼吸器疾患と消化器疾患となっています。
また10歳未満の患者さまが全体の10.4%を占めています。
当院では産科と小児科が連携を図っており、低出生体重児の疾患をはじめ、川崎病などの小児疾患や呼吸器疾患などの患者数が多くみられます。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 58 46.52 21.11 15.52 84.43
050130xx9900x0 心不全 52 35.54 17.54 5.77 84.98
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 42 8.62 7.76 0 73.62
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 38 10.92 8.94 79.50
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 31 47.19 11.77 9.68 77.61
内科は高齢者の患者さまが多いため、全国平均と比較して平均在院日数が長くなっています。
治療を終えられた患者さまが住み慣れた在宅や施設に戻られるよう、急性期治療を終えた後に地域包括ケア病棟に移って頂きリハビリを行ったり、相談員や退院調整看護師が地域のケアマネージャーと連絡調整を行います。
退院の際には、薬剤科やリハビリテーション科、栄養科などの多職種チームが安心・安全な生活が送れるように患者さまやそのご家族へ必要な指導や、情報提供を行います。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040100xxxxx00x 喘息 23 6.83 6.05 4.35 2.70
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 22 4.59 9.48 0 1.05
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 17 4.82 5.89 0 0.53
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 15 9.33 13.61 0 5.73
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 14 2.00 2.09 0 1.86
小児科専門医が小児疾患全般にわたり幅広く診療を行っています。
県央地区の医院の先生からの紹介患児も随時受け入れ、入院加療を行っています。
令和4年度の年間入院数は238名で、そのうちの大部分は気管支炎、肺炎、気管支喘息です。その他は胃腸炎、熱性けいれん、川崎病、尿路感染症、新生児や未熟児疾患などです。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 57 2.18 4.59 0 69.02
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 26 3.04 4.79 0 80.35
060040xx99x70x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 14 3.00 4.47 0 58.50
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 10 2.00 3.85 0 76.80
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 - - 9.99 - -
鼠径ヘルニアの手術入院は、全国平均在院日数より短く、1泊2日もしくは2泊3日の短期入院を行っており、患者さまが早く安心して元の生活に戻れるよう努めています。
当院の抗がん剤治療患者は高齢者が多いため、外来だけでなく入院治療も行い安心して治療ができるような体制をとっています。医師と看護師、薬剤師など多職種が連携して患者をサポートをしています。また緩和ケア認定看護師やがん患者認定看護師がおり、治療内容の検討や精神的サポートも行います。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
071030xx99xx1x その他の筋骨格系・結合組織の疾患 14 44.29 19.27 7.14 82.57
160800xx99xxx0 股関節・大腿近位の骨折 - - 14.51 - -
080010xxxx0xxx 膿皮症 - - 13.50 - -
160980xx99x0xx 骨盤損傷 - - 19.98 - -
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) - - 20.09 - -
整形外科では高齢者の骨折治療を多く扱っております。
患者さまが安心して在宅復帰できるよう、リハビリスタッフや相談員などの多職種が連携して、介護サービスや在宅環境の調整をいたします。
また他院で手術を終えた患者さまがすぐに在宅に戻れない場合、当院に転院して在宅復帰できるように支援いたします。必要に応じて、内科や歯科などの整形以外の疾患も併せて治療を行って安心して退院できるようサポートします。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 119 2.00 2.45 0 73.08
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 96 6.29 6.85 1.04 75.21
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 31 6.65 7.82 0 74.06
11013xxx04xxxx 下部尿路疾患 21 6.19 5.16 4.76 74.19
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 20 3.65 5.29 5.00 65.90
小児から高齢者までの幅広い泌尿器科疾患に対して診療を行っております。
特に内視鏡治療には力を入れており、前立腺肥大症に対する経尿道的レーザー前立腺核出術(HoLEP)、尿路結石に対する経尿道的尿路結石除去術を豊富に施行しております。体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)との併用で、上部~下部尿路まで、すべての尿路結石治療が可能です。前立腺癌を診断するため前立腺針生検の検査入院を数多く行っております。

産科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 35 10.74 9.38 0 35.06
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 13 3.46 6.13 0 0.00
120170x099xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週以上) 10 2.4 7.23 0 31.2
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) - - 9.37 - -
120165xx99xxxx 妊娠合併症等 - - 10.62 - -
県央医療圏では唯一産科のある総合病院として内科、小児科と連携を図っています。
周産期に迅速な対応を行い、必要に応じて専門的治療の出来る急性期病院へ搬送します。また安心してお産できるよう、助産師による助産外来が受けられます。
産後は小児科と連携して母子ともに健やかに成長できるようサポートします。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています。

婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 34 6.56 6.04 0 48.65
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 28 5.46 5.98 0 42.64
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 19 8.89 9.27 0 43.00
120100xx02xxxx 子宮内膜症 19 6.16 6.47 0 38.16
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 16 2.00 3.02 0 37.25
婦人科では腹腔鏡手術に力を入れております。
子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣?腫などに対する手術療法は、従来の開腹手術、お腹を切らない膣式手術のほか、内視鏡手術(腹腔鏡・子宮鏡)を積極的に行っております。卵巣の良性腫瘍(卵巣のう腫など)では腹腔鏡下手術を第一選択としており、単孔式も行っています。子宮筋腫などは大きさ、数、位置により手術方法を個別に判断しています。
患者さまの侵襲を少なくし、入院期間の短縮につながっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 36 - - - - 31 1 8
大腸癌 - - - 23 - 96 1 8
乳癌 - - - - - 15 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

胃癌、大腸癌に対する手術は初期のものは内視鏡下粘膜切除術を行い、体に負担がかからないように心がけております。再発が多い疾患は大腸癌、胃癌の順となっております。再発した場合には化学療法が治療の主体となりますが、当院では積極的に最新の化学療法を取り入れ、薬剤師とともにチームとして治療、副作用対策を行っております。初期の肺癌の患者さまは他院へ紹介しております。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 41 22.66 77.32
重症 31 37.03 81.77
超重症 - - -
不明 - - -
当院において重症度別患者数が最も多いのは中等症の患者さまとなっております。平均年齢は、中等症以上では80歳前後と高齢になっており、成人市中肺炎は高齢になるほど重症になることが分かります。平均在院日数を見ても、重症ほど長くなっております。
【定義】
・市中肺炎:病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎。
・重症度:肺炎の重症度分類(A-DROPシステム)により、年齢性別や血液中の酸素濃度、脱水症状の有無、意識障害の有無等で軽症0点、中等症1~2点、重症3点、超重症4~5点または不明に分類しております。数字が大きいほど重症になっていきます。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 10 20.40 86.30 7.14
その他 - - - -
平均年齢は86.3歳で、高齢者の方が多いです。
治療とリハビリを行い、平均20日程度の入院期間で退院されております。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 41 1.00 6.63 0 73.34
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 33 2.09 16.21 0 79.15
K654 内視鏡的消化管止血術 21 0.90 37.1 9.52 78.10
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 14 1.86 9.14 0 76.79
K681 胆嚢外瘻造設術 11 4.00 46.82 9.09 79.00
平均年齢は86.平均年齢は70歳以上と高齢となっております。地域の開業医からの紹介を受け入れています。
1番目に多い手術は、早期胃癌に対する内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術(ESD)です。
2番目に多い手術は、総胆管結石等に対する内視鏡的胆道ステント留置術です。
3番目に多い手術は、上部消化管出血に対する内視鏡的消化管止血術です。
4番目に多い手術は、閉塞性黄疸等に対する内視鏡的乳頭切開術です。
5番目に多い手術は、胆嚢炎に対する胆嚢外瘻造設術です。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 57 0.05 1.12 0 69.02
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) - - - - -
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) - - - - -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) - - - - -
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 - - - - -
1番目に多い手術は、鼠径ヘルニア手術です。
2番目に多い手術は、乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))です。
3番目に多い手術は、中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢)です。
4番目に多い手術は、乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない)です。
5番目に多い手術は、腹腔鏡下胆嚢摘出術です。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 98 1.13 4.17 2.04 75.14
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用) 32 1.13 4.56 0 74.13
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 20 1.00 2.65 5.00 66.30
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 18 2.22 3.50 5.56 73.89
K8352 陰嚢水腫手術(その他) 11 0.45 1.00 0 29.18
1番目に多い手術は、尿道から内視鏡を挿入して電気メスにて膀胱腫瘍を切除する手術です。
2番目に多い手術は、尿道から内視鏡を挿入してレーザーによって前立腺を切除する手術です。
3番目に多い手術は、尿道から内視鏡を挿入してレーザーによって尿管結石を除去する手術です。
4番目に多い手術は、尿道から内視鏡を挿入して膀胱結石を除去する手術です。
5番目に多い手術は、陰嚢水腫に対する手術です。

産科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 36 1.92 8.69 0 34.64
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) - - - - -
K9091ロ 流産手術(妊娠11週まで)(その他) - - - - -
K9092 流産手術(妊娠11週を超え妊娠21週までの場合) - - - - -
K9062 子宮頸管縫縮術(シロッカー法) - - - - -
1番目に多い手術は、予定に行われた帝王切開手術です。
2番目に多い手術は、緊急に行われた帝王切開手術です。
3番目に多い手術は、流産手術(妊娠11週まで)の処置手術です。
4番目に多い手術は、流産手術(妊娠11週を超え妊娠21週までの場合)の処置手術です。
5番目に多い手術は、子宮頸管縫縮術(シロッカー法)です。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています。

婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 33 1.12 4.45 0 48.79
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 24 1.00 4.92 0 49.21
K863 腹腔鏡下子宮内膜症病巣除去術 18 0.94 4.22 0 36.89
K867 子宮頸部(腟部)切除術 15 0.00 1.00 0 37.00
K877 子宮全摘術 12 1.00 7.33 0 46.25
婦人科では腹腔鏡の手術に力を入れております。
患者さまへの侵襲を少なくし、入院期間の短縮につながっております。
1番目に多い症例は、卵巣嚢腫に対する腹腔鏡下腫瘍摘出術です。
2番目に多い症例は、子宮筋腫に対する腹腔鏡下膣式子宮全摘術です。
3番目に多い症例は、子宮内膜症に対する腹腔鏡下子宮内膜症病巣除去術です。
4番目に多い症例は、子宮頸部・体部の悪性腫瘍に対する子宮頸部(膣部)切除術です。(シロッカー法)です。
5番目に多い症例は、子宮筋腫に対する子宮全摘術です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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内科

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる 10 0.40
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
播種性血管内凝固症候群(DIC)とは癌や感染症などの基礎疾患の治療の経過に伴い、誰しもが起こりうる臓器障害を引き起こす全身性の重篤な状態です。
敗血症とは感染に伴う全身性の炎症反応です。
いずれも迅速な対応を行い、医療安全に努めてまいります。
※患者数が10件未満については「-」で表示しています。