60歳以上の患者さんが89.7%と、全体の9割以上を占めています。
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診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
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内科
| DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
| 040081xx99x0xx |
誤嚥性肺炎 |
81 |
43.73 |
20.78 |
13.58 |
86.21 |
|
| 0400802499x0xx |
肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) |
73 |
28.66 |
16.40 |
5.48 |
85.01 |
|
| 030250xx991xxx |
睡眠時無呼吸 |
58 |
2.00 |
2.02 |
0.00 |
63.83 |
|
| 110310xx99xxxx |
腎臓又は尿路の感染症 |
42 |
32.69 |
13.66 |
11.90 |
84.79 |
|
| 050130xx9900x0 |
心不全 |
38 |
27.82 |
17.33 |
5.26 |
85.66 |
|
内科は高齢者の患者さんが多いため、全国平均と比較して平均在院日数が長くなっています。
治療を終えられた患者さんが住み慣れた在宅や施設に戻られるよう、急性期治療を終えた後に地域包括ケア病棟に移って頂きリハビリを行ったり、相談員や退院調整看護師が地域のケアマネージャーと連絡し調整を行います。
退院の際には、薬剤科やリハビリテーション科、栄養科などの多職種チームが安心・安全な生活が送れるように患者さんやそのご家族へ必要な指導や、情報提供を行います。
泌尿器科
| DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
| 110080xx991xxx |
前立腺の悪性腫瘍 |
10 |
2.00 |
2.45 |
0.00 |
75.7 |
|
| 110080xx99000x |
前立腺の悪性腫瘍 |
- |
- |
6.74 |
- |
- |
|
| 11013xxx02xxxx |
下部尿路疾患 |
- |
- |
5.49 |
- |
- |
|
| 110080xx99001x |
前立腺の悪性腫瘍 |
- |
- |
13.32 |
- |
- |
|
| 110080xx97x0xx |
前立腺の悪性腫瘍 |
- |
- |
11.98 |
- |
- |
|
泌尿器科では手術治療は行っていませんが、体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)による尿路結石治療を行っています。
また前立腺癌を診断するため前立腺針生検の検査入院を数多く行っております。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
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|
初発 |
再発 |
病期分類 基準(※) |
版数 |
| Stage I |
Stage II |
Stage III |
Stage IV |
不明 |
| 胃癌 |
26 |
- |
- |
- |
- |
21 |
1 |
8 |
| 大腸癌 |
- |
- |
- |
- |
- |
17 |
1 |
8 |
| 乳癌 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
1 |
8 |
| 肺癌 |
- |
- |
- |
- |
- |
14 |
1 |
8 |
| 肝癌 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
1 |
8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃癌に対する手術は初期のものは内視鏡下粘膜切除術を行い、体に負担がかからないように心がけております。再発が多い疾患は胃癌、大腸癌、肺癌、乳癌の順となっております。再発した場合には化学療法が治療の主体となりますが、薬剤師とともにチームとして治療、副作用対策を行っております。
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成人市中肺炎の重症度別患者数等
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|
患者数 |
平均 在院日数 |
平均年齢 |
| 軽症 |
- |
- |
- |
| 中等症 |
76 |
20.93 |
75.96 |
| 重症 |
33 |
24.12 |
83.58 |
| 超重症 |
- |
- |
- |
| 不明 |
- |
- |
- |
当院において重症度別患者数が最も多いのは中等症の患者さんとなっております。成人市中肺炎は高齢になるほど重症になることが分かります。平均在院日数を見ても、重症ほど長くなっております。
【定義】
・市中肺炎:病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎。
・重症度:肺炎の重症度分類(A-DROPシステム)により、年齢性別や血液中の酸素濃度、脱水症状の有無、意識障害の有無等で軽症0点、中等症1~2点、重症3点、超重症4~5点または不明に分類しております。数字が大きいほど重症になっていきます。
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脳梗塞の患者数等
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| 発症日から |
患者数 |
平均在院日数 |
平均年齢 |
転院率 |
| - |
10 |
43.4 |
82.5 |
20 |
当院には脳神経を専門とする医師がおりませんが、脳梗塞の中でも急性期を過ぎた患者さんの診察は可能で、適切な治療とリハビリを行っております。
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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
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内科
| Kコード |
名称 |
患者数 |
平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
| K6532 |
内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) |
32 |
1 |
6.41 |
0 |
76.22 |
|
| K688 |
内視鏡的胆道ステント留置術 |
11 |
2 |
9.36 |
0 |
82.55 |
|
| K7211 |
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) |
10 |
6.8 |
28.9 |
0 |
73.1 |
|
| K635 |
胸水・腹水濾過濃縮再静注法 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
| K6871 |
内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
平均年齢70歳~80歳の患者さんが多いです。
1番目に多い手術は、早期胃癌に対する内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術(ESD)です。
2番目に多い手術は、総胆管結石等に対する内視鏡的胆道ステント留置術です。
3番目に多い手術は、大腸ポリープ等に対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術です。
4番目に多い手術は、癌性腹膜炎等に対する胸水・腹水濾過濃縮再静注法です。
5番目に多い手術は、閉塞性黄疸等に対する内視鏡的乳頭切開術です。
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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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| DPC |
傷病名 |
入院契機 |
症例数 |
発生率 |
| 130100 |
播種性血管内凝固症候群 |
同一 |
- |
- |
| 異なる |
- |
- |
| 180010 |
敗血症 |
同一 |
16 |
1.23 |
| 異なる |
- |
- |
| 180035 |
その他の真菌感染症 |
同一 |
- |
- |
| 異なる |
- |
- |
| 180040 |
手術・処置等の合併症 |
同一 |
- |
- |
| 異なる |
- |
- |
播種性血管内凝固症候群(DIC)とは癌や感染症などの基礎疾患の治療の経過に伴い、誰しもが起こりうる臓器障害を引き起こす全身性の重篤な状態です。
敗血症とは感染に伴う全身性の炎症反応です。
いずれも迅速な対応を行い、医療安全に努めてまいります。
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リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
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| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
| - |
- |
- |
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。
予防方法には、弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置の使用、抗凝固療法があります。
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血液培養2セット実施率
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| 血液培養オーダー日数(分母) |
血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
| 329 |
262 |
79.64 |
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいとされています。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
死亡率の高い菌血症という重篤な感染症を診断する上で血液培養は不可欠な検査であり、2セット以上での実施によって病原微生物の検出感度や検査精度の向上が期待でき、感染症による死亡率の低下につながるとされています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
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| 広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
| 196 |
145 |
73.98 |
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
転倒・転落発生率
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| 退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) |
転倒・転落発生率 |
| 26645 |
68 |
2.55 |
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
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| 退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率 |
| - |
- |
- |
インシデント影響度分類レベル3b以上が対象です。
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手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
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| 全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 |
| - |
- |
- |
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
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d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
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| 退院患者の在院日数の総和もしくは除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率 |
| 24400 |
30 |
0.12 |
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者のQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。
そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つに捉えられ、1998年からは診療報酬にも反映されています。
本指標の定義は、目の前の患者が褥瘡発生する確率を見ているものであり、日々のケアの質に関わるものです。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
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| 65歳以上の退院患者数(分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合 |
| 1043 |
851 |
81.59 |
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
身体的拘束の実施率
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| 退院患者の在院日数の総和(分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和(分子) |
身体的拘束の実施率 |
| 26645 |
473 |
1.78 |
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
施設や医療機関などで、患者を、「治療の妨げになる行動がある」、あるいは「事故の危険性がある」という理由で、安易にひもや抑制帯、ミトンなどの道具を使用して、患者をベッドや車椅子に縛ったりする身体拘束は慎むべきものです。