早期大腸がんに対する内視鏡的治療(ESD)

更新日:2021年04月01日

早期大腸がんに対する内視鏡的治療(ESD)

はじめに

内視鏡治療の対象となる大腸がんは、リンパ節転移の可能性がほとんどなく腫瘍が一括切除(病変をひとかたまりで摘除すること)できる大きさと部位にあるものです。
2cm以上の大きな腫瘍や粘膜下層が硬くなり(線維化)、ポリペクトミーやEMRでは切除が難しい症例に対しては、内視鏡用の電気メスを使用して粘膜下層を剥離して腫瘍を切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を用います。
ESDによりこれまで外科切除となっていた大きな腫瘍も内視鏡で一括切除が可能となりました。
大腸ESDは2012年4月から先進医療から保険適応になった最先端内視鏡治療法の一つで、当科でも2016年10月より大腸ESDの施設基準を取得し治療を行なっています。

早期大腸がんに対する内視鏡的治療(ESD)

治療方法の概略・麻酔方法

早期大腸がんに対する内視鏡的治療方法の概略・麻酔方法

鎮痛剤(痛み止め)と鎮静剤(睡眠薬の注射液)を用いて、眠っている間に治療を行います。

当院では胃ESDに関して独自のクリニカルパスを作成し使用しています。

クリニカルパス

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