早期食道がんに対する内視鏡的治療(ESD)

更新日:2021年04月01日

早期食道がんに対する内視鏡的治療(ESD)

はじめに

内視鏡治療の対象となる食道がんは、原発巣の壁深達度が粘膜層にとどまるものが、早期食道がんです。その内で深達度がm1、m2に留まるものは転移の可能性がまれで内視鏡治療により根治が可能です。

ESDは一部の早期食道癌に対して手術と同等の治療効果が得られます。入院期間は8日間です。内視鏡で治療するので外科切除が不要であり食道が残ります。一方、局所治療ですので食道の外側にあるリンパ節に転移がある場合は完全に治療が出来ません。治療後の最終診断でリンパ節転移の可能性があると判断される場合は、追加治療(手術・化学療法や放射線化学療法など)が必要になります。

治療方法の概略・麻酔方法

早期食道がんに対する内視鏡的治療(ESD)

鎮痛剤(痛み止め)と鎮静剤(睡眠薬の注射液)を用いて、眠っている間に治療を行います。

当院では食道ESDに関して独自のクリニカルパスを作成し使用しています。

早期食道がんに対する治療方法の概略・麻酔方法

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