『済生会三条病院の医療安全対策及び院内感染対策を通して、
病院が患者や地域に安心・安全な医療を提供できるよう支援する。』
近年の医療の進歩により、従来は治療が困難であった疾患が治療の対象となり、社会に復帰できるまでに回復できる場合もみられるようになりました。しかし、治療方法が高度かつ複雑化したため、予測不可能な医療事故や、操作の未熟さに伴う医療過誤の報告も散見されます。当院でも、「患者さんが安心して医療を受けられるようにすることが重要である」という病院長の考えに従い、平成24年5月に医療安全管理部を設立しました。
医療安全管理部では、「人はミスをする生き物である」という認識に立ち、ヒューマンエラーによる事故を未然に防ぐことができるシステムを構築し、それでも万一事故などが発生した際には、その原因の徹底究明と、得られた結果をその後の安心・安全な医療に結び付けることを目的としています。
医療安全管理部は病院長の諮問機関として、病院が安心・安全な医療を提供するためのサポートを行います。
医療安全管理部はその業務遂行のため、医療安全対策室と感染対策室の二つの対策室を設け、それぞれ専従のスタッフが対応しております。
安全・安心で質の高い医療提供のために療養環境、職場環境の維持・改善に努め、日常の事故防止や安全活動を実務的に担当しています。
医療安全管理者として院内様々な部署の連携と調整に努め医療安全対策室委員と協力し、患者さんが安心して医療を受けられること、そして職員が安全な医療を提供できるように調整・支援していきたいと思います。
感染対策室は、患者さんおよび病院で働く職員、訪問者などすべての人たちを感染から守ることを目的に活動を行っています。各職種と連携を行い、患者さんが安心して治療に専念できる安全な療養環境の提供と職員が健康で働くことのできる職場環境の提供を目指して活動を行っていきたいと思います。